ぎゃらりーみんたまあ

ヤンバルフォトライフ展 Vol.6


yambaruphotolife00
97日金曜日〜916日日曜日

Yambaru Photo Life展


やんばるに生活する5人の写真家 友利哲夫、島袋正敏、東邦定、渡具知伸、平良暁志の、「やんばる」を見つめる写真展
135点余りの作品が会場を埋め尽くしています。



五人を動かした一枚の葉書
 昨年の八月十三日、普天間基地に隣接する沖縄国際大学にヘリが墜落。非常に衝撃的な現場になぜか私は運命的に立ち会うことができた。
 それから約一週間後の二十日、「こんな時代に、やんばる写真の会結成のご案内」という葉書を名護在住の四人へと宛てて郵送した。
 かねてより懸念されていた事態が現実のものとなりました。現在、私たちの住む「名護・やんばる」もさまざまな課題や問題が突きつけられています。心のふるさと「やんばる」は二十一世紀どのような変貌を遂げていくのだろうか。やんばるの自然や人々の暮らしを見続けることにより未来の沖縄の姿を考えたい。また、我々が記憶ではなく記録することにより次代へとつなぐ大切な「写真記録」という作業を見直していきたいのです・・・。と記した。
 翌二十一日、葉書を片手に杯を酌み交わす五人が集まった。友利哲夫、島袋正敏、東邦定、渡具知伸、そして私という顔ぶれだった。五人は偶然にも、七十代、六十代、五十代、四十代、三十代の五世代。それぞれが、特定の団体に所属することなく独自に活動していた五人が、真に写真と向き合うことをはじめた瞬間だった。
 結成された会の名称は、「Yambaru Photo Life」(ヤンバルフォトライフ)。
 結成から約半年後の今年二月、名護博物館で初の写真展を開催。それからさらに半年後の今月三日に第二回写真展を行った。一年に二回も写真展を行うという活動形態は、やんばるにこだわり、写真で記録し続けることを五人が意識した結果として選択された。
以下略

琉球新報 2005年落ち穂より(一部抜粋あり)

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