ギャラリーみんたまあ

宮城千鶴子 絵画展

2008年1月4日〜13日
入場無料

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千鶴子先生の絵画展に寄せて

19年前、千鶴子先生が病床に伏した中、多くの仲間たちが先生を励まそうと開いた展示会。そこで見たあの絵が心に焼きついたまま忘れられない。今年、私たちは「ククヌトゥグンジュー」の数え49歳の生まれ年を迎えた。それを機会に「同期会」を開こうと、恩師の先生方をご案内することになり、千鶴子先生がいない寂しさを感じた。案内状に先生の絵を刷れないか?会場に絵を飾っては?などと考えたが、幸い、この夏、「ギャラリーみんたまあ」がオープンしていて、その知恵と力を借りて、ここに展示会を開催することができた。より多くの人が先生の絵を見ることができる。関係各位に感謝!
千鶴子先生は私たちの「中学の美術の先生」。卒業記念に制作した「版画集」がある。一人一人がクラスメートの誰かの姿を版画に彫り、それをクラスの人数分刷って綴ったものだ。こんなすばらしい宝物を私たちはもっている。千鶴子先生ありがとう。先生の画集ができたらいい!と思っている。ご賛同願いたい。

屋部中学校28期 比嘉久

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自画像

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初期作品

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「花」シリーズより

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「オンナ」シリーズより


作家略歴

宮城千鶴子(旧姓親川)
1948年(昭和23年)1月17日、旧羽地村字稲嶺で出生。
            5歳のとき、父の仕事の関係で那覇市へ。
            那覇市立大道小学校、松島中学校、琉球政府立首里
            高等学校で学ぶ。
1967年(昭和42年)琉球政府立琉球大学法文学部美術工芸科入学。
1971年(昭和46年)琉球政府立琉球大学法文学部美術工芸科卒業。
1971年(昭和46年)糸満市立糸満中学校に美術教師として赴任。
           その後、名護市立屋部中学校、本部町立本部中学校、
            名護市立名護中学校で美術教師として勤務した。
1989年(平成元年)4月30日、病気療養の末、享年42歳で永眠。


主な作品など
 初の個展は、1989年(4月4日〜6日)に名護博物館展示ギャラリーで開催した。代表作は名護博物館所蔵のF100号の大作「オンナ」。「オンナシリーズ」は色彩と曲線が美しい抽象画でダイナミックかつ力強い線が特徴。「オンナ」のなかには「花」の持つ官能的な部分と母性的な生命力が描かれている。また、初期の作品「花シリーズ」は、「花」から解き放たれる官能と生命力をやわらかいタッチで描かれた半抽象画。



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